高減衰構造体製品

高減衰構造体

■高減衰とは

装置が稼働する際、モータの移動、ワーク加工、空調からの空気を伝番した振動など、多種多様な振動が装置に発生します。
その振動は揺れたままではなく、時間とともに低下します。
(右図の青色線を参照)
この振動が時間とともに小さくなる現象を「減衰」と呼び、特にその振動が早く収まる現象を「高減衰」と呼んでいます。
(右図の桃色線を参照)

装置の過渡応答における 加速度時間波形イメージ
(横軸:時間、縦軸:加速度)

■高減衰化の精密機器に対するメリット

横河ブリッジの高減衰構造体(フレーム)を使えば

装置の「高精度化」「高スループット化」が可能

高精度化:

振動が低減されるため、加工のブレを少なくし、加工対象の精度が向上します。

高スループット化

振動が早く収まるため、振動低減の待ち時間を短縮し、装置処理能力が向上します。

 

■動吸振器とは

横河ブリッジ独自の高減衰構造を溶接フレームに組み込むことで、構造体の減衰性能を高めています。 高減衰構造の一つとして、「動吸振器」の原理を応用しています。

親分が振動する代わりに子分が振動することで、
親分の振動を抑制する機構です。

■土木・建築分野での実用例

台北101の最上部
引用:ウィキペディア、台北101
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%B0%E5%8C%97101
高層ビルの最上部に設置された巨大なおもりが ビルの代わりに揺れることでビルの風振動を抑えています。

動吸振器適用例
高減衰構造適用例

下記の画像をクリック頂くと詳細説明をご覧頂けます。